「カロリーを減らす」、「炭水化物を減らす」、「脂質を選ぶ」。それぞれの外食ダイエットで気をつけたい危険ポイント。
2014/01/14
「もてたい」、「見栄えをよくしたい」、「健康になりたい」、「体を軽くしたい」・・・ダイエットの目的は人それぞれ。
しかし、ダイエットは間違えると、健康を害する要因にもなることをわすれてはいけません。
ここでは、各ダイエット方法において、気をつけるべき“危険ポイント”をまとめましたので、一度目を通しましょう。
炭水化物を減らすダイエット中の方へ
■摂取する脂肪の種類に気をつけよう
炭水化物を抜いて、毎日牛肉を沢山食べよう!・・・というのはNGです。悪い脂質の取りすぎは、肝臓に負担をかけますし、中性脂肪の数値も心配です。
油には種類がありますので、青魚を食べる、サラダはオリーブオイルで・・・など、良い油を多めに摂取することを心がけてください。
詳しくはこちらにまとめていますので、参考にしてみてください。
→「油は敵」は間違いです。外食で油を選んで賢く健康的にダイエット!
■糖質が無いお酒はいくら飲んでもOK・・・ではありません。
脂肪の種類と同様に、糖質のない焼酎だからいくらのんでも大丈夫だ!・・・というのも間違い。アルコールは、肝臓に負担をかけます。適度な量を心がけましょう。
また、飲む場合、お酒と同量のお水も飲むようにしましょう。アルコールの分解には大量のお水を使います。必ず500mlは飲むようにしましょう。
炭水化物を減らした代わりに必要なのは、「脂質の少ないお肉」、「葉物野菜」、「青魚などの良質な油」、「豆腐などの大豆製品」などをバランスよく食べること。
カロリーを減らすダイエット中の方へ
■栄養の偏りを無くそう
これは、ダイエットする人の注意点の最初で書いた、「同じものばかりを食べ続けない」と、同様です。
カロリーを減らそうとするダイエットが、1番栄養が偏り勝ちなので気をつけましょう。
カロリーを減らそうとすると、数字だけで食べるものを決めがち。ファミリーレストランにいって、1番カロリーの低そうな「雑炊」を毎日食べる・・・では栄養が偏ります。
1食500kcal以内に抑えよう!と思ったなら、朝はサラダとハムのサンドウィッチ(炭水化物と食物繊維とタンパク質)。昼はワカメそば(炭水化物と食物繊維)。夜は焼き魚とお豆腐(脂質とタンパク質)・・など、1日の中でメニューを変えて、トータルでバランスがよくなるようにしてください。
例えば朝コンビニ、昼近所の店でさくっと、夜はレストランならば、
朝:菓子パン1個
昼:蕎麦
夜:パスタとポテトサラダ
というように全食事が炭水化物になってしまうことは避け、
朝:ハムと野菜のサンド
昼:蕎麦定食(蕎麦+おかず3品+温泉卵)
夜:サラダ、メイン、少量パスタ
など、バランスがよくなるようにしてください。
脂質を選ぶダイエット
■脂肪の酸化に気をつけよう!
バターやお肉の脂質、揚げ物を減らし、青魚やオリーブオイルを使った食事を積極的に食べることダイエット。
基本的にこのダイエットは、炭水化物、タンパク質、脂質の食事のバランスが偏らず、必要以上に食べ過ぎなければ問題はありません。
ただ1つだけ、良いと思って摂取した油が実はNGだった!という事態。“油の酸化”には注意してください。
悪玉コレステロールを増やす悪い脂質と、その悪玉を減らす善玉コレステロールになる油が存在します。
しかし、良いといわれている「DHA、EPA」、「αリノレン酸」は非常に熱に弱い油。高温で加熱したり、酸素に長く触れて酸化すると元の性質は失われ、結局悪い油になってしまいます。
ただし、サンマの焼き魚はアウトか?というとそういうわけではなく、皮やこげた部分を除けば、中身は案外無事。
生魚などが1番ではあるものの、焼いたものなどを食べる際は、こげている部分は残しましょう。
あとは、オリーブオイルなどを使う際は、きちんと冷暗場所で保管をすること。えごま油などを持ち歩き、外食でもサラダなどにかける場合は、1つ1つ小分けになっているものがあるので、そういった商品を選ぶことを心がけましょう。